5.25.2009

グレーに尽くす

色の話といえば、色の違いが見えすぎて、あたかも色の違いが見えていないかのように見える彼のことを思う。

黒からグレー、という狭いグラデーションの世界に暮らす彼は、実に細やかな密やかなグレーの差もそれぞれを愛す、その態度が、なんとも献身的でなんとも可笑しくて。
とはいえ私もそのグラデーションを含む紫からチャコールグレーまでのグラデーションをこよなく愛し、惑わされているので他人のことは言えないし笑えない。

ある人にとってはどの色も同じだし、別の人にとってはまったく違う。
結局私は、同じ色が見分けられることによって見えてくる何かが見たいんだろうなと思う。
土の味や硬さや密度の違いをミミズ同士語れたらそれでいいのかも。
空の話になんて興味ない。