5.11.2009

風を待つ

せっかくの満月なのに雲が光を覆う。そんな残念な気持ち。
満月は私のもの、そして雲も私。
風が雲を吹き飛ばすのを、私を吹き飛ばすのを待つ。

・・・と言っているうちにあっという間に自分で風を起こして雲が吹き飛び、残るは満月ばかり。
ひとり遊びなのかなんなのか、跳ね返る音を聞いてそれが何かがわかる。
そして、なーんだ、と、急に力が抜ける。
「わかる」が「わかった」と過去形になった瞬間のコトンと落ちるような静けさで、なんだか急に眠くなる。