4.10.2009

鏡文字

顔しか見ていないような気がする。
うなづき方や、質問のしかた、笑い方、歩き方、を全部含めた顔。
うまくいえないけれど、人間の全てから肉体的特徴を引いたときに残るもの。
物理的な顔ではないんだけど、でもそれがやっぱり物理的な顔を窓として見えてくる。

顔には目があるからかもしれない。
目から光を出してるのか、なんなのか、分からないが、謙虚でありながら恐れない目はそれだけで宝石のように、そうでないものの中からくっきり浮き立っている。
それが見えてから、(正確には、見てきたものがそれだと気づいてから)色々なことが分かりやすくなった。
一瞬で見つけることも、見つけてもらうこともできるようになった。

「顔に書いてある」という表現があるけれど、ほんとに殆ど書いてある。
何を見ているのかについてはまだ一番得意な日本語にさえうまく翻訳できない。
たぶんそれは自分の顔にも書いてあって、毎日鏡で見ているのに。
鏡文字は読むのに時間がかかる。
いやはや。