ある、多くの人が集う場所で、会ったことのない人に会う。
そこで初めて会った人が、その場にいる人ならば全員持つべきものを指して、初めて見たかのように、偶然、お揃いだね!とわざと驚く、そんな冗談を言った。
笑いながら、その人が一気に好きになった。
偶然は作れる、そう思えばいいだけじゃない?と言われている気がした。
いつも何気なく見ているものを新鮮な目で見ることが面白いし、笑っちゃうよね、という笑いの種類が私は好きだ。
笑いには、ずらしやら蔑みやらいろいろな方法があるし、結局は他者を友好的に受け入れるプロセスだと思うけども、私はこういう、「机上の空論」的な、”そんなこと・もの、存在しないのに、作ってみよう”というタイプのちょっと不条理な笑いが刺さる。
二人の人間が作り出せる関係もやっぱりどこか不条理で偶然に満ちたものだと感じるし、机上でしかありえないことも可能になるもの、年々そう感じずにはいられない。