sane masayuki + romain kronenbergを聞いた。
何かが始まる穏やかな緊張感と、深い陶酔めいたリラックスが同時にある音だった。
まるで、人知れず結晶する鉱石が光る様子を見ていたかのような。
表現とは個を表すことではなく、個と宇宙の接点を拾い上げ、顕すことだという私の思いとも共鳴して、響きは全身に染みわたり、時間が消えた。
いいとか悪いとか、好きとか嫌いすらどこか超えて、二人の音はある「有様」であり「態度」だったように思う。
覚えているのは音ではなく、そういうこと。
私にとっての音楽は結局のところそういうことなんだろうな。